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道路照明の目的

道路照明の目的

道路照明は、夜間またはトンネルにおいて、道路の情報を的確に把握するための良好な視覚環境を確保し、交通の安全を図るものです。道路の情報には以下のようなものがあります。

  1. 道路上の障害物や歩行者などの存在位置
  2. 交差点、分岐点、道路幅員や道路線形のどの道路構造
  3. 雨水や凸凹などの路面状態
  4. 他の自動車の速度や移動方向

運転中、これらの情報は変化し続けており、絶えず情報収集するためには全ての道路に連続的に照明が設置されていることが望ましいです。(実際は維持費の関係で設置できる灯数に限界があり、設置の優先度を決める必要があります。) 道路照明の目的は視覚情報を的確に捉えられる環境を生み出すことで運転操作上の誤りや緊張感の持続を緩和し、交通の安全を図ることです。

自動車のライトとの違い

現在の国内の道路では、一部の区間を除いて道路照明が連続して設置されていません。道路照明がなくてもある程度運転できるよう、自動車のライトがあるためです。但し、自動車のライトは道路照明と基本原理が少し異なります。

  • 車のライト
    路面に対し平行に光を照射し、対象物を照らすことによって暗い背景との輝度対比を得ることで対象物を識別する。

  • 道路照明
    路面に対し垂直に近い方向に光を照射し、対象物を暗くすることによって輝度対比を得ることで対象物を識別する。
    当然、道路照明の方が正確に視覚情報を得られます。

次の写真は道路照明灯直下の車の見え方です。周辺が明るく、車が暗い状態であることが確認できます。


如何でしょうか?このように周辺が明るく、目的のものが黒く見えることをネガティブインフォメーションと呼び、この視覚情報を確立しているのが道路照明ということになります。
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